別れ話は、会うと意思を言えない場合や、遠距離ですぐに会えない場合には、電話で伝える方法も選べます。
進め方は、話せる状況を確かめ、別れたい意思を先に伝え、会話の終え方まで用意する順番です。
理由は簡潔に添え、荷物などの連絡は別の用件として整理します。
「電話では失礼だろうか」と迷っていても、対面か電話かだけで誠意を決めつける必要はありません。
自分が意思を伝えられる手段と、そのための準備を考えてみてください。
この記事でお伝えしたいこと
- 突然かけず、落ち着いて話せる時間を確認する。
- 結論・簡潔な理由・今後の連絡への希望を順に伝える。
- 同じやり取りが続くときの、通話を終える一文を用意する。
電話で別れ話をする流れ|事前連絡から通話の終了まで
すでに交際を終えたいと決めている場合は、次の四つを順に準備します。
まだ迷っているなら、別れの宣言と、今後について相談する通話を分けてください。
- 事前連絡で、関係について話したいことと、電話できる時間を確かめる。
- 通話の最初に今話せるか確認し、交際を終えたいという結論を伝える。
- 理由を簡潔に説明し、引き止めや沈黙への返答を用意したメモで確かめる。
- 伝え終えたら通話を閉じ、荷物など必要な連絡の用件と方法を分ける。
相手に納得してもらうまで話し続けることを、通話の終了条件にしなくても構いません。
自分が何を伝えるための電話なのか、先に決めておきましょう。
電話で別れを伝えるか、まず自分の希望を整理する
電話なら必ず落ち着いて話せる、というわけではありません。
それでも、会うと意思を言い切れない、遠距離で日程が決まらない、顔を見ながらだと言葉が詰まる場合は、電話を候補にできます。
相手の表情が見えない分、結論を曖昧にせず言葉にする準備をしましょう。
まだ迷っている場合は、相談の目的を伝える
まだ関係を続けるか迷っているなら、別れの宣言と、今後について話す相談を分けます。
「別れたい」と決めたのか、「困っていることを話したい」のか。
通話の目的を一文で書いてから、相手に連絡してください。
電話で伝えることに対して、相手が不満を持つ場合もあります。
その反応をなくすための言い方を探すより、「今回は電話で伝えたい」という自分の希望を説明する方法を考えます。
必ず納得してもらえる言葉は用意できなくても、伝えたい意思は整理できます。
かける前に決めるのは、時間・場所・三行のメモ
話せる時間を確認する
仕事中、移動中、運転中に切り出さず、落ち着いて話せるかを確認します。
深夜に眠る直前の通話へ持ち込むより、双方が話せる予定を相談する方法があります。
時間帯の正解を一つに決めず、実際の予定を確かめてください。
事前に送る文章の例です。
これからの関係について、大事な話があります。
今日か明日、落ち着いて電話で話せる時間はありますか。
移動中ではなく、ひとりで話せるときにお願いしたいです。
静かに話せて、通話後に休める場所を選ぶ
自分側も、他の人に会話を聞かれない落ち着いた場所を選びます。
充電や通信の状態を確認し、外出先であれば、途中で電波が切れたり周囲の音で聞き取りづらくなったりしないかも見ておきましょう。
通話を終えたあとに休める環境も考えておきます。
読み上げてもよいメモを作る
覚えようとするより、話す順番を三行にします。
長い手紙を読む形にしなくても、結論が一文あるだけで、何を伝えたかったかに戻れます。
話すのが苦手なら、実際に声に出して、自分が言える言葉へ直しておきましょう。
- 結論:交際を終えたいと思っています。
- 理由:考えたうえで、関係を続けたいという気持ちに戻れませんでした。
- 今後:必要な連絡以外は、しばらく控えたいと思っています。
これは例なので、理由や連絡の希望は自分の状況に合わせて変えてください。
相手の欠点を並べる一覧ではなく、自分の意思を伝えるためのメモにします。
切り出すときは、結論を遠回しにしすぎない
今話せるか確認したら、交際を終えたいという結論を先に伝えます。
すでに別れると決めている場合の例です。
時間を取ってくれてありがとう。
今日は、交際を終えたいという気持ちを伝えるために電話しました。
考えたうえで決めたことです。
会って話すと言えなくなると思ったので、今回は電話にしました。
例文を直すときも、別れたい意思を残す
「少し距離を置こうか」「今は付き合えないかも」と言うと、自分の結論とは違う意味で受け取られることがあります。
別れる意思が決まっているなら、「交際を終えたい」と、結論を表す言葉を残します。
まだ決まっていないときだけ、迷っている状態をそのまま伝えてください。
例文を全部読む必要はありません。
自分の結論が伝わる一文を、先に決めておきましょう。
引き止め・沈黙・「会いたい」への返し方
「直すから」と言われたら
相手の話を聞くことと、交際を続ける約束をすることは分けられます。
決めた意思が変わらないなら、新しい条件を増やして話し合いを続けるより、同じ結論を短く返す方法があります。
そう考えてくれていることは聞きました。
ただ、私は交際を続けるつもりには戻れません。
別れたいという結論は変わりません。
相手が黙ってしまったら
沈黙をすべて埋めようとして、望んでいない約束や、思っていない理由を付け足す必要はありません。
少し間を取り、「伝えた内容は聞こえましたか」と確認する方法があります。
通信の問題なのか、考えているのかも、表情の見えない電話では分からないためです。
「最後に会って」と言われたら
会いたくないなら、その場で予定を入れず、電話で伝える希望を繰り返して構いません。
「今回は会わずに、この電話で伝えたいです」と言う方法があります。
会うかどうかを後で考えたい場合も、答えを急がず、改めて自分で決めてください。
通話を終える言葉と、その後の連絡を分けて準備する
同じ質問と答えが繰り返され、これ以上話しても自分の意思が変わらないなら、会話を終える希望を言葉にします。
電話を切る条件を相手の納得だけに置かず、自分が何を伝え終えたかで区切る方法です。
私の気持ちと理由は、今伝えたとおりです。
これ以上、同じ話を繰り返すことはしません。
今日はここで電話を終えます。
通話後の連絡は、必要な用件だけにする
通話後に文章を送るなら、伝えた意思と、必要な事務連絡への希望を簡潔に書きます。
連絡を控えたいなら、その希望も明示します。
必要のない追加の約束を、その場の気まずさだけで引き受けないようにしましょう。
別れの意思を伝え終え、荷物の連絡だけが残る場合の文章例です。
必要な用件がないときに、追加の連絡をする必要はありません。
今日の電話で伝えたとおり、交際を終えたいという意思は変わりません。
残っている荷物の受け渡しについては、この連絡先で日時を相談したいです。
荷物の受け渡しなどが残る場合は、別の連絡として日時や方法を整理します。
契約の問題や怖さがある場合は、相談先を分ける
婚約、金銭、契約に関わる問題は、この会話例の範囲では扱えません。
弁護士などの専門家に確認してください。
脅しや執拗な連絡がある場合は、サービス案内より公的窓口への相談を優先します。
電話で伝えるときのよくある質問
Q電話に出てもらえないときは、何度もかける?
繰り返しかけ続ける前に、一度、話したい目的と連絡を取りたい時間を文章で伝える方法があります。
電話に応じてもらうことだけにこだわらず、意思を文章で伝える方法も考えてください。
Q通話の途中で泣いて話せなくなったら?
間を取り、用意したメモの結論だけを読む方法があります。
今日は続けられない場合は、そのことを伝えていったん終えましょう。
まだ伝えていないことと、すでに伝えたことをメモで分けておくと、次の連絡を整理できます。
電話をかける前に、伝えたい結論と、終えるときの一文を書いてください。
その二つが用意できたら、話せる時間を確認する。
順番を小さく区切って準備していきましょう。
参考にした公的情報
相談先と暴力に関する案内の確認に使用しています。
本文の気持ちの整理や会話例は、当編集部からの提案です。

