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己れの壁を打ち砕き、グローバルな舞台への扉を開けよう! 第1回:強いヒーローに憧れ空手と英語のとりこに

いま世間ではグローバル化が叫ばれています。私は格闘技を通じて、たくさんの海外の国や人々と触れ合ってきました。そのさまざまな経験を思い起こすと、ある思いが湧いてきます。それは、互いの言葉や文化・慣習を理解し合って、その国や国民をリスペクトすることで、世界が本当にグローバルにつながっていくという思いです。

強いヒーローに憧れ空手と英語のとりこに

 いまの身体からは想像できませんが、小学校時代の私は同級生よりも小さい方で、どちらかというといじめられっ子でした。小学4年のある日、私が泣きながら学校から帰ってくると、父親のこんな一言が待っていました。「泣くほど悔しかったら、強くなってみろ」。父親を見返してやりたい気持ちもあって、その日以来、マンガや映画のヒーローに強い憧れを抱くようになりました。その一人が、カンフーの達人で俳優のブルース・リー。中学時代は小遣いをためてはカンフー映画を何回も観にいき、すっかり空手のとりこになりました。親にせがんで映画のサウンドトラックを買ってもらい、ブルース・リーの台詞を一生懸命になって真似していました。これが英会話のいい勉強になったんですね。英語の授業で、発音を褒められて有頂天になって……。こうした英語との出会いが、後の人生の基盤をつくる上で、とても影響してくることになるのです。

 高校生になると、それまで見よう見まねでやっていた空手を本格的に習い始めようと決心します。そのきっかけとなったのが、実在の人物をモデルにした劇画『空手バカ一代』。「こんなにすごい人間が実際にいるんだ」と、多感期の私は強い衝撃を受けました。ちょうどその頃発足した空手道場が、極真空手芦原道場です。当時、空手は野球のように底辺が広いわけでもなく、スポンサーが付くわけでもない、いわばマイナーなスポーツでした。

 この芦原道場に勇んで入門した私は、ある志を抱いた有志と出会います。彼らは、新しい道場を創り、「空手のスター選手をつくって、東京ドームで空手のトーナメントを開催する」と宣言。空手界のそれまでのシステムや体質を見直し、経営的な手腕を発揮して空手のメジャー化、いまでいうグローバル化に力を注いだのです。K-1という格闘技の大会を創設し、しだいに規模を広げていきます。

角田信朗

角田信朗

1961年生まれ。大阪府出身。
関西外国語大学外国語学部卒業。
K-1創設の際は当初から重要なポストを担う。現在、正道会館空手最高師範として、空手や格闘技の普及に尽力。また持ち前の旺盛なチャレンジ精神で、歌手やタレントとしても活動。最近ではハリウッド映画出演を果たし、グローバルな活躍をしている。

英語の教員免許を持つ角田氏の著書『角田信朗のフルコンタクト英会話』。「英会話もコミュニケーションの手段だから、文法なんて後回し。直接相手と体当たりで通じ合えればいい。」と、角田氏らしい英会話上達の指南本となっている。